フォトン算数クラブの基本方針は、「攻撃は最大の防御なり」です。
すなわち、大手進学塾よりも先のことを行い、大手進学塾が復習になるようにしようというのがフォトンの方針です。6年生の夏まではまだ時間が充分あるのでプラスアルファの勉強をし、ライバルに差をつける。これがポイントです。
では、それをどのように実現するかを説明しましょう。
授業前半~『算数がわかる』
授業前半は、理解することに重点を置きます。理解してもらうために具体的には、ベテラン講師が充分な時間を使って、予習・研究した例・問を、生徒の様子を見ながら出題し、わかるまで押したり引いたりの授業をします。これで「わかった気」になるのではなく『わかる』ようになります。
授業後半~『算数ができる』
授業後半は、オリジナルテキストを生徒が解いていき、問ごとに講師が丸つけに回ります。難しい問題はヒントや解説も入れますが、自力で『できる』ようにします。
このように一人ひとりをしっかりチェックするため、1クラス12名までの少人数制クラスになっています。
授業後~『算数が使える』
授業が終わった後、今日習った事を忘れないようにするために、当日20~30分の宿題をファックスしてもらいます。翌日からは、授業でやったオリジナルテキストの問題を、もう一度次の授業までに解いてきてもらいます。宿題は、できないことは出しません。次に、そのオリジナルテキストが終った1~2週間後に単元テストをしますので、再度そのオリジナルテキストを復習してきてもらいます。これで『使える』ようになります。
期間を空けて~『算数が使いこなせる』
さらに年に3回、ポイントとなる問題を繰り返し復習させて、大テストをします。ここで注意していることは、できる問題は何ヵ月後にやってもできるからやらせないこと、 逆にできない問題は何度やってもできないので、できない問題を重点的にやらせるということです。これはフォトン独自の「赤丸チェック」という方法で、一人ひとりに合ったポイントとなる問題を繰り返しやっていただきます。その後、さらなる定着のために「1日1問ノート」という専用のノートを使って、「赤丸チェック」の問題を中心に1日1問だけ、時間にして5分程度でやっていただきます。ここまでやると、やっと『使いこなせる』ようになります。
宿題の出し方はタイミングが大切です。このタイミングが微妙で、子供たちが忘れかけたころに出すことが重要です。まだ記憶に鮮明でも、すっかり忘れていても駄目なのです。なぜなら、記憶が鮮明だと勉強ではなく作業になりますし、すっかり忘れてしまうと再び授業をしなければならないからです。
最後のステップ~『算数の実力がつく』
使いこなせるようになったら、これまでの「定着させる学習」とは異なり、完全に自力で解く最後のステップが必要です。フォトンでは「副教材」を自主的に完全に自力で解いていただきます。ここまでやると『実力』がつきます。
一つの事を身に着けるにはここまでやらないと駄目なのです。4年生以降になると、大手塾のテキストが、この「副教材」の役割を果たすことになります。