2023年卒業生 M君メッセージ
合格校
聖光学院中学校
西大和学園中学校
M君
フォトンには新2年生から5年生まで通った。それまで算数の先取りをしていなかったので、フォトンで学ぶ算数がはじめて習う算数だった。復習や宿題の仕方だけでなく、テスト勉強のやり方などを身につける習慣ができたのもフォトンでの環境が大きかった。コツコツと努力する習慣を得られたことにとても感謝している。「この受験で君はたくさんのことを学んだ。これで自分を信じられるでしょ。ここからが大事だよ。誇りを持って次のステージに行こうや」最後の合格発表後、電話で結果を報告した時に先生から言われた言葉だ。僕は低学年の頃から凡ミスをする人間だった。四教科の中で特にできる算数だけではなく、国語も、理科も、社会もだ。「そんな凡ミスを無くさないと、本当に運で合否が分かれるよ」と先生に言われた時、絶対に直して志望校に合格してやるぞとはじめて思った。だが、その時は夏期講習がとっくに終わった10月だった。一生懸命に直そうとしたが、直そうと思えば思うほど、余計に焦ってしまうのか、ここで取り切りたいと思う場面こそイタチごっこで安定しないまま入試に突入した。残念ながら、第一志望の開成では、なんとか自信をもって受けに行こうと思ったが、本番の緊張感は灘の30倍ほど、かろうじて算数と理科で凡ミスをしでかしたことは覚えている。社会で次に繋げる余地があった。しかし、今度は得意でない時事問題が大量に出題されたのだった。聖光では、これまでの大手塾の志望校別クラスでの立ち位置や受験結果から、ミスはしても算数は受験生の中でも差はつけられる、国語も苦手ながら受験者平均くらいには乗せられるはず、理社で取りこぼしをなくせば差をつけられる、理科は灘対策で力はついているし、社会も6年生前半のことを思うと信じられないくらい定着していて、結局落ち着いて自分の力を出し切ればいけるとなんだか根拠のない自信が生まれた。それは根拠がない自信でなく、今まで自分が積み重ねてきたことの結果なんだと実感できたのは、合格しましたという画面を見た時だった。ここまで努力を継続して受験を貫徹できたのは、支えてくれた多くの先生のおかげだと自信をもって言える。そして何があっても自分を信じきることや、本当の自信を持つことは、この経験を通して自分を信じることができないと何事もうまくいかないのだということを学んだからだと思う。次は大学受験だが、この経験を活かせるかは、進学する聖光学院で充実した6年をいかに過ごせるかにかかっていると思うので存分に楽しみたい。今までたくさん支えてくださった先生方、ありがとうございました!